アラフォー主婦さやの日常

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何かが引っかかってさ

イライラマックスからようやく抜け出し・・・

日常に戻りました。

さやです。おはようございます(^_^;)

 

さて、発売から日数もだいぶ立ちましたし

話してもいいかなと思いまして書こうかなと思います

これの話です

 

あなたがしてくれなくても 8

 

読みました?

まだの方は、かなりネタバレ含みますので気を付けてくださいね(^_^;)

 

 

発売されてすぐに書くのもどうかと思った

ゴールデンウィークに入った

とか、ここまで感想を書かなかった理由はいくつもありますけど

でも一番は、タイトルにもあるように何かが引っかかって

うまく咀嚼できなくて。それがなんだか感想を書くに至らなかったんだよね

 

このモヤモヤがなんなのか・・・

 

この表紙からも分かるようについにミチが決断します!

そうなる理由はもう揃っていて、その決断にはすごく納得する

それがいいと思うし、なんならもっと早くても良かったのではと思うぐらい

 

それと、新名のほうにも少しずつ心の内が見えてきて

こちらも自分の事に気付き始めている最中だし

ここからだなと思うのだけど

 

私が咀嚼できなかったのはさ

ミチの夫である陽ちゃんと

新名の妻である楓とのことなんだと思う

ようは、「レスしていた」側のほうの気持ちが分からないんだと思う

 

ここまで読んできて思う事は

この2人は、本当に相手のことを好きなのかって事

なんというか

 

自分を認めて自分を許してくれる存在が欲しかった

 

から、それをしてくれる人を好きだと勘違いして

執着しているだけに見えて仕方がない

それは、レスだからとかそういう事じゃなくてね

レスられのほうが、そう見られる事が多いのだけど・・・

このパターンは逆に見えて仕方がないんだよね

 

私自身、いろんな恋愛相談に乗ってきたからこそ思うんだよね

本当の「好き」「恋愛」に出会っている人って少ないんだなぁって

まぁ。人の気持ちなんて難しいものだし

一緒にいるうちにちゃんと好きに変わっていく瞬間もあると思うから

それはそれでいいんだけど

 

認めてほしい

愛してほしい

 

を相手に押し付けてでも自分は返さない
そういう相手として執着すると

 

本当の相手の気持ちには目を向けなくなる

 

というのがあるんだよなって思う

相手がどれだけ好きだという気持ちを持ってそれを伝えていても

 

最近全然愛してくれない

 

って言うようになって

勝手に愛情を枯渇させていく傾向があってさ

外側にいる人間が、「いや、それ愛されてるから」って教えたところで

全然聞く耳持たずでさ・・・

 

楓は、新名に「追いかけて欲しかった」「自分のほうをかばってほしかった」

っていう思いをぶつけるんだけど

それは「好き」だからってことでもないんだよなぁと思う

なんというか、小さい子供がおもちゃとられて泣いちゃうようなそれと同じで

 

そっか。

相手が物か何かだと思っているような感覚に感じて

なのに「恋愛している」「相手を愛している」という呪縛を

自分にかけて自分を正当化しようとしている部分が私には納得できないのかもしれないなぁ

 

Twitterなんかでね。レスられ妻さんたちのつぶやきに対して

「承認欲求をこっちに向けないで。そんなの自分で解消して」

っていうレス妻さんだと思う人からのコメントに

私も勝手に傷ついたりしちゃうんだけど・・・

 

誰もが多少は承認欲求を持つ部分はあるわけ

生きていく上でそれを本来であれば親に求めて満たされて

大人になっていくんだと思うけど

「女」と「男」というような「性」に関することにいたっては

恋愛によっての承認欲求が発動する部分だと思うんだよね

それをお互いに認め合いながら関係を築いていくのが夫婦でもあるのだと思ったりするのだけど

 

たださ。「性」についても、「男」と「女」という極端な分かれ方だけじゃなくて

いろいろあるんだってことがようやく広がりつつあって

「性交渉」についても、その部分もあって必ずしもそれで欲求を満たし合える

そういう人ばかりじゃないというのも分かり始めてきた今

だからこそ、相手に「強要」させるような事だけにはなってはダメだなと思う

 

でも、でもね。

私は思うんだよ

突っぱねるだけじゃなくて

 

お互いに心を寄り添い合う努力が必要

 

って。そこが蔑ろにされてきたのに

自分ばかり、自分の事を認めろと言われても

結局、どちらかにしわ寄せが大きく出て

 

バランスが崩れると

元は他人同士

やっぱり脆いと思うんだよね

どんなに経験値が増え、絆が太くあったとしても

崩れる時は一瞬だよね

災害と同じでね

人も自然の一部だから

 

とはいえ・・・

もちろん、陽ちゃんにも楓にも

そうだよなぁ

って思う気持ちもあるんだよね

 

どうしてもさ。主人公がミチだから陽ちゃん側しか見えていない事があって

陽ちゃんのこれまでのことを考えると

自分に無頓着に

他人に対しても無頓着に

その場しのぎでどうにかする方法でしか生きる術が見当たらず

だからこそ、執着するものをあまり作らずに生きてきたのに

あえて執着してしまったものはやっぱり手放せなくなっていて

だってゆいつ、「自分でもいいよ」って言ってくれる存在な気がしてさ

母の代わりを妻に求めたんだろうなぁと・・・

 

なんか。本当に深い思いを感じさせてくれる作品だなと

毎回、いろんなことを考えさせられるし

胸を抉られるような気持ちにもなります(^_^;)

 

次巻は秋ごろ発売だそうで

すでに待ちきれないのですが・・・

ミチの気持ちが陽ちゃんに届くといいなと思いますし

楓が自分に気付いて新名を解放してあげられたらいいなと思ったりもします

 

私の勝手な感想です

 

この本から得られるものはその人の立場によっていろいろだろうなと思っていて

だから、感想は大きく人によって違うと思います

これはあくまでも私の感想です

 

あ、ただ、これだけははっきりと言えるなと思ったのが

 

傷つけようと思ってその倍以上傷つくことになるのは

自分である

 

ということ(^_^;)

楓が見せてくれた気がしました

怒りの感情が出てくる理由

そこに気付けるといいのだけど