アラフォー主婦さやの日常

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読んじゃったよぉ・・・

前髪がうっとうしい時期となってまして

今週末、美容院の予約を入れていますがその日が待ち遠しいです。

 

おはようございます。さやです。

 

最近は、旅行の備忘録ばかりを書いていたから

いろいろと書きたいことは溜まっているのですが。

先に、いいですか?

もう、これは書かなきゃダメでしょ。

 

読んじゃいましたよぉ。

 

あなたがしてくれなくても 12

 

ドラマ化されたラストの話を聞いていた事もあり

前回のマンガでの終わり方と言い

正直、これが最終巻なのかなと思っていたのですが

 

まだ、続いたよ!!

 

ここからは、ネタバレが多く含まれると思うので注意して読んでくださいね。

私の素直な感想です。

 

修復のために頑張った二組の夫婦の物語。

でも、行きつく先はここだったのだなぁと。

「結婚」

というものに付きまとう本当にいろいろな問題がこの作品に

ギュギュッと詰め込まれていて

本当に途中は胸がギュッと掴まれたみたいで読んでてしんどい時もあったけど

二組とも離婚という選択肢を選んで。

ようやくこちらも解放されたなという印象です(^_^;)

 

私もいろいろと人生相談を聞いてきた身。

そういえば先日、Xでもサレ妻さんが夫と修復に向けて動いている最中の

愚痴みたいなのを読んだりもして

改めて「修復」という事について思ったんだけど。

 

実は「壊れた」と思っている別の場所に原因はあって。

そこに気付かずに必死になって

壊れたものの修復を頑張ったり

失くしたものの補充の行動を頑張ったり しても

結局、改善はされないんだよね

 

壊れた本当の理由と向き合ったとき多くの場合

 

だから、無理だったんだ

 

っていう感想を持つんだと思う

それは、その人とのこれからを決断する決定打になりやすい

 

ミチは、ようちゃんが自分を

「適当にあしらっていた」

ってことにようやく気付いて、

ようちゃんはそういう風にしか出来ないんだって事に気が付いて

それはずっと一緒にいるのは無理だと気が付いた

ミチは誰よりも、自分であれ相手であれ「気持ち」を大事にして生きたい人だったから

 

ようちゃんは「適当にあしらう」という術を

生きていく上で身に着けていて

ようちゃんにとってはそれが生きていく上で必須な術だったから

本音を話せば人が自分から離れることを分かっていたから出来なかった

人と違うを持っている自分を認められなくて

生きていくために身に着けた術が結果的に一番傷つけたくない人を

一番傷つけて泣かせたことにようやく気が付いて

自分を認めざるを得なくなったんだよね

 

新名は、かっこいい妻を持てて憧れられる妻の夫で要られて

だから、応援しなきゃって頑張ることで出来た

自分の心の穴を気付かないふりして過ごしていたけれど

どんどん広がる穴に気付かないふりが出来なくなったことで

ようやく気付いたんだよね

自分は大切な人と人生を「分かち合いたい」タイプだったんだと

 

楓は、応援してくれる新名に甘えてひたすらに夢を追いかけて

結婚と仕事の両立が出来ているつもりでいたのに

ほころび始めた関係は全て新名のせいにしていたわけだけど

「両立できるような出来る女じゃなかった」

事に気が付いて

夢を追い続けたい自分の思いを感じた時

何をとるべきかが分かった感じで

 

自分の中で本当は何が大事だったのか

だからこそ、壊れたと感じているのは

本当は何が原因なのか

 

ここに気付けば、必然的に一緒にいる未来は見えなくなる

夫婦が「修復が必要」な状態が出来るって事は

本当はそういうことなんだろうな、と。

 

そういえば、「結婚は修行の場だ」という言葉を

聞いたことがあった気がするのだけど

本当にそう思う

自分の心と、相手の心と、真剣にぶつかり合って

お互いに心を磨く場所なんだよね

 

それが、結果的に最後は「お別れ」することになったとしても

それはそれでその人との「修業が終わった」というだけなのではないかと。

 

一人でも生きていける世の中になったから

結婚自体があまり重要視されなくなったけれども

人としての成長を考える上では最も適した場所は

 

結婚生活

 

にあるんだろうなぁと思いました

いや、そういうのがリアルに見えるようになってきたから

こういう作品が生まれるし

そういうのを感じて多くの人がわざわざ修行に出掛けるようなことをしないんだろうなと

だから、結婚が遠ざかるのだろうなと感じました(^_^;)

 

でもそれは、すごく良い事なのだと思う。

そういう修行の場となってしまう場所に、それでもこの人と向かいたいと思える人と出会いたいよね

そう思える人とじゃないと、やっぱりしんどいよねぇ。

 

結婚は決して幸せな生活の始まりではなくて

離婚だって実は不幸の始まりではないんだよね

 

なんか、本当にいろいろと考えさせられる作品だなぁと思います。

 

そのうえで。

ここからをどう物語は紡がれていくのか。

ついに、ミチと新名が二人で会う事になったわけだけど・・・

なんか、くっつくわけではなさそうだよね

そんな気がする

 

単純な恋愛物語が読みたい私としては

何故にこんな複雑な本に手を出してしまったのか

いまだによく分からないけれど(^_^;)

どこか、自分と重なる部分があった物語で

だから、自分も「考える時間」を作るために与えられたものだったんだろうなと。

 

ようちゃんが、すごく嫌われ者になりやすいのだけど(^_^;)

私、ようちゃんのそういう部分がわかるところがあるんだよね

人が自分を嫌う理由が分からなくて

でも、人と生きていかなきゃいけない世の中でさ

身に着けるしかない処世術があったりして

だから、人に気持ちを向けるのがすごく苦手だったりする

ただ、結婚という場所で逆にそれを抑えることは出来なかったんだよねぇ

私の場合は

処世術よりも、繕いたいのに繕えなくて自分を隠せない場所が結婚で

だから、嫌われることを恐れた時期もあったけど

いや、今もどこかでは恐れているんだけどねぇ

だから、こんな私をいつまでもそばにおいて置ける夫は変な人だと思います(笑)

 

次巻は、来年の春夏だとか

こりゃまた随分と時間がかかりますなぁ

でもまた、その時を待って、発売したのが分かったら

いの一番に読んですぐにでも感想を言いたくなるんだろうなぁと思います

この話がどう終わりへと向かうのか、楽しみです

 

書かずにはいられなかったこの本の感想にお付き合いいただきありがとうございました(笑)